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鍵開けを断られてしまったら

鍵開けを依頼した際に、断られてしまうことがあります。
断るのには色々な事情があると思いますが、今回は考えられることについて書いてみたいと思います。


・何故、鍵開けを断るのか?
色々なことが考えられますが、「依頼の内容に対応出来ない」というのが理由として多いと思います。
具体的には、下記のようなものがあるかと思います。

1.複雑な構造の鍵の鍵開け
2.鍵を開ける以外の選択肢がNG
3.時間の都合が合わない
4.対応エリアの都合
5.犯罪に加担するような内容
6.そもそも出張対応を受け付けていない

どれも、当たり前といえば当たり前のことですが、特に「1」と「2」で断られてしまうことがあると思います。


<「1.複雑な構造の鍵の鍵開け」について>

これは、単純に鍵制作の技術が向上していることが要因として挙げられます。
近年の鍵は家庭用のものでも非常に複雑な作りをしていることが多く、そう簡単には開けられません。
基本的には対応する鍵以外での開錠が出来なくなっています。

仮に、開錠できる裏技的なものが存在していれば、それはすぐに世の中に知れ渡り、当然のように空き巣などの犯罪に使われることになります。

空き巣などの犯罪者に開けられてしまうことがない高い防犯性能を備えているのですが、それは私たち鍵業者にとっても条件は同じです。開錠の技術を生活のためのサービスとして使っているか、悪事に使っているかの違いであって、持っている技術は犯罪者のレベルによっては、私たち鍵業者と大差ないこともあるのです。

ただ、いくら鍵の構造が複雑だからといって、最初から諦めていたり、依頼を断ってしまうことは、鍵を開けられなくて困っている方にとって、とても良い対応とは言えません。
例えば、鍵が開けられず家に入れず、夜一人で居るのは心細いと思います。
事情を確認したり、現場に直接行って対応することで、幾分かは気持ちに落ち着きを取り戻せるのではないでしょうか。
「鍵のプロ」という肩書が持つ影響力はそれだけのものがあると自負しています。
だからこそ、責任を持って対応させていただいています。


<「2.鍵を開ける以外の選択肢がNG」について>

これは、もし鍵を開けられなかった時、破壊開錠や窓などを破って開錠する方法がとれない場合を指します。
ピッキング等で開錠出来れば、何も傷つけることなく鍵を開けられるので、一番リスクが低いのは事実です。
しかしながら、先の内容のようにどうしても開けられない鍵は存在します。
鍵を開けられないのであれば、それ以外の方法を使って、鍵を開ける目的である「中に入る」ということをしなければなりません。

ただ、ここにも様々な事情が絡むので、出来ないこともあるかもしれません。
もし、本当に鍵を開ける以外の選択肢が取れないのであれば、私たちの役割としては、それ以外の選択肢が一切無いことをしっかり証明することだと思います。
例えば、電話越しのお客様の話だけで「対応出来ない」と決めつけてしまうのは判断が早すぎます。
しっかりと見た上で対応できないのであればその理由をしっかり説明させて頂くことが必要だと考えています。


今回は、依頼をする側ではなく、受ける側の視点での考えを書いてみました。
ホッと安心鍵レスキューでは、基本的にご依頼をお断りすることはありません。
他店で断られてしまった場合などは、是非ご相談下さい。